本日はパチスロ店の全面禁煙についてちょこっとお話しようと思います。
ホール責任者に「禁煙についてどう思いますか?」と聞いたホール側の意見と合わせてお送りします!
目次
パチスロ店全面禁煙の理由
はじめに、なぜ成人が出入りをするパチスロ店でわざわざ禁煙しないといけないの?と思う人も多いのではないでしょうか?
ファミレスはもとより、飲み屋に子供を連れていくのはまぁわかる。
でも、パチスロ店に子供なんておらんやぁ~ん!
昔は良く(10年以上前)見かけたけど、今は滅多に見かけない。
なのに、パチスロ店で禁煙??
これは国の定める「健康増進法」及び、受動喫煙対策により決定された事項のようです。
受動喫煙対策
先ほど述べた「子供に対して」ではなく、「たばこを吸わない人」への健康増進が目的で行われます。
また、2020年のオリンピックに向け外国人観光客の増加もその背景にあるようです。
タクシーの初乗り料金が都内では410円に改定されたのは記憶に新しいかと思います。
実はこれも海外の先進国と比較したとき初乗り料金が高額であったことから行われた施策なんです。
つまり、パチスロ店全面禁煙の理由は、外国人観光客及びたばこを吸わない全ての人たちへの健康増進(に巻き込まれた)ということです。
たばこを吸わない人にとってはとてつもなく嬉しいニュースに違いありませんね!!
パチスロ店はいつから禁煙?
パチスロ店に関していえば2020年4月1日が施行期日と定められています。
よって、上記期日までに店側は禁煙措置を講じないとならないわけです。
遊技中にたばこが吸えなくなる
厚労省のホームページを見ると「原則屋内禁煙」の後にこう定められています。
喫煙専用室(喫煙のみ)内でのみ喫煙可
要するに「遊技しながらの喫煙は禁止」となります。
実際、既に禁煙措置を行っているホールでは禁煙ルームを設け、そこでのみたばこが吸えるようになっています。
しかし、実際に私も経験しましたが、そこまで広いスペースではないので利用人数によってはかなり窮屈に感じます。
この全面禁煙についてホール責任者の方にも心中お伺いしてみました。
全面禁煙に対しホール側の意見
たばこを吸わない人にとってはメリットでしかなく、吸う人からしたらいちいち移動して吸わないといけないのでかなり面倒ですよね。
これによって喫煙者も吸う本数がある程度減りそうなのはメリットと言えるかも知れません。
実際に禁煙措置を行うホール側はどうでしょうか。
責任者の方に心中伺ったところ、喫煙スペースの問題と稼働率に対して懸念を抱いていました。
喫煙スペースの問題
喫煙スペースが設けられるような広いホールならまだしも、土地が狭くフロアを何階にも分けて展開しているホールにはこの問題が挙げられますね。
利用者としては別の階に移動するとなると正直面倒ですし、店側は全ての階に設置するとなるとスペースや費用も掛かるため結構大変です。
稼働率の問題
遊技しながらの喫煙ができなくなる以上、当然たばこを吸うときは稼働が止まります。
概ね10分の休憩がてらの喫煙が一日6回で1時間稼働が止まることになります。
これを一日に数十人、数百人の方が行ったら店側にとってはこれまた大変ですよね。
せめて、喫煙ブースと称し遊技しながら喫煙できるエリアの存続が許されればいいのですが、これも残念ながら今回の施行から違反対象です。
禁煙の対象施設
今回、パチスロ店の禁煙についてコラムにしていますが、受動喫煙対策として非喫煙者の健康増進をうたうのであれば他の施設や飲食店でも当然これらは適応されます。
では、パチスロ店以外でどういった施設が対象なのでしょうか。
パチスロ店以外の禁煙対象施設
基本的に下記の【A】と【B】に分類されます。
引用元:厚生労働省ホームページ(健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号) 概要より)
分かりやすくいうと、行政機関の屋内は全面禁煙、敷地内であれば喫煙エリアを設けて分煙を講じればOKということです。
飲食店やパチスロ店は原則屋内禁煙ですが、先ほどのように屋内に喫煙エリアを設けることが可能になっています。
罰則について
さて、今回多くの人が集まる施設で禁煙措置を講じなくてはならないことは分かっていただけたかと思いますが、厚労省が発表したこれらの健康増進法に対して施設側が禁煙措置を行わなかったり、禁煙施設でたばこを吸うなどこれに違反した場合、どのような罰則が待っているのでしょうか。
平成30年法律第78号への違反
国は禁煙措置を行わない施設、及び禁煙エリアで喫煙する者に対して以下の罰則を設けています。
禁煙場所で喫煙し、行政の指導や命令に従わない悪質な違反者には最大30万円、灰皿を撤去しないなど対策を怠った施設の管理者には最大50万円の罰金
私も喫煙者の一人ですが、ついにここまで来たか…というのが率直な感想です。
2018年10月からは更にたばこが値上がりし、パチスロ店でも全面禁煙が行われ、喫煙者からするとより肩身が狭く感じるのではないでしょうか。
まとめ
パチスロ店の禁煙化が進んでおり、2020年の4月1日にはいよいよ遊技中にたばこが吸えなくなります。
パチスロ店はいいんじゃない?とも思いましたが、禁煙者からすると相当キツイのも良く分かります。
両者歩み寄らないといけない時代が訪れますね。
完全禁煙ではなく、喫煙エリアがあるのですから、まだマシなほうかも知れません。
喫煙者にとっては結構キツイ仕打ちのように感じますが、これは言い返せば喫煙者のご家族やお子さんにとっての健康増進につながることでもあります。
そうとらえてたばこを吸う人も吸わない人も共存できるパチスロ店になることを期待しています!
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