本日はパチスロホールで今年になって流行り始めた朝一の抽選方法「モバイル抽選」について記事にしたいと思います。
というのも、つい先日モバイル抽選を行って、色々と思うことがあり調べてみたところ非難の声が殺到していたので記事にすることにしました。
この記事では「不正」の方法についても触れていますが、これは斡旋ではなくホール側(システム提供業者)の課題として提示しているものになります。
不正が発覚すると出入り禁止や周りの方の迷惑になりますので絶対にやらないようにしましょう。
モバイル抽選について
はじめに、モバイル抽選って何?という方に向け簡単にご説明させていただきます。
モバイル抽選とは
スマホの普及に伴い、携帯やスマホからQRコードを読み取り、端末から抽選が行えるシステムです。
イベント日には千人以上も列を成す新宿アラジン。
昨年12月、モバイル抽選を採用し翌年の7月7日に大きな混乱を招いて一躍有名になったこの抽選方法。
5000人を超えるアクセスにサーバーがダウンして大混乱になったそうですw
モバイル抽選の方法
どこのホールでも主に以下のような手順でモバイル抽選を行っています。
- 朝一、所定の場所に張り出されるQRコードを読み取り、送られてきたパスワードを打ち込み番号の発行を待つ
- 時間になったら仮り抽選番号が発行され、行くor行かないを選択しその後正式な抽選番号が発行される
- それを再整列時に店員に見せ台確保券と交換
これが一般的なモバイル抽選の大まかな流れです。
QRコードの掲示時間などの詳細については対象のお店のホームページなどをご参照ください。
メリットとデメリット
お店側としては朝一の抽選で待機列が伸びすぎて近隣の迷惑にならないための施策(進路妨害、喫煙、ポイ捨てなど)、列整理の際に発生する人件費の削減を図るためにこの抽選方法を採用するところが増えてきています。
また、マーケティング戦略として、LINE@やメルマガ購読などの何かしらに「登録」する必要があるため、お店側のプロモーションの場としても活用できるといったメリットがあります。
これは店側だけでなくお客さんにとっても待ち時間の解消や、真夏・真冬、台風などの悪天候時に屋内(近隣の施設とか)で待機できるといった両者メリットのある抽選方法でした。
しかし、実際には使い勝手が悪くブラウザを閉じたら抽選の権利剥奪、Wi-Fi環境では対応していない、iPhoneはsafariのみ、Androidはクロームのみといったブラウザなどの細かい指定も多数あり。
さらに、不正が横行し常連客からは非難の声も多数上がっているという状況です。
モバイル抽選の今後
今後全面的にホールが採用するかと言ったらそうではないと思います。
現状、モバイル抽選ではQRコードを読み込んだり、パスワードを打ちこんだり、ブラウザや環境も指定され使い勝手がいいとは決して言えません。
これらに加え不正が横行しているとなると、ホール責任者としてはどこに重きを置くか、というところで決断するのではないでしょうか。
ジャグラーや海物語など、比較的ご年配の方が好む遊技台を多めに扱っているところや、地域密着を掲げて運営を行っているようなホールでは導入を見送ることかと思います。
続いて、このモバイル抽選における不正についてお話しします。
モバイル抽選の不正について
モバイル抽選で不正が発覚
導入後に不正が相次いだ新宿アラジンでは実際に多重抽選者を出入り禁止にしています。
本日の朝並びの際に3番を引かれた方は多重抽選行為が確認された為、出入り禁止とさせて頂きました。不正行為が行われるとシステム会社より連絡が来るようになっておりますので、決して行わないようにお願いいたします。
ご理解ご協力お願い申し上げます。#新宿アラジン#モバイル抽選#不正行為— 新宿アラジン (@aladdin831) 2018年1月10日
お店側が良かれと思って採用したこの方法も、悪知恵高い者からすると恰好の餌食です。
不正の方法
さて、ここからは不正の方法について触れようと思います。
まず考えられるのは朝一張り出されるQRコードを読み取り、表示されるページの共有です。
先日友人とモバイル抽選を行った際、QRコードから読み取れるURLは同じものなのか確認しました。
これについては見事に同じURLでした。
ということは、誰かひとりがQRコードを読み取り、それを仲間に共有すれば不正は可能ということ。
もしくは、QRコードを読み取るふりをして画像におさめて共有。サイレントカメラなどのシャッター音がしないアプリもたくさん出ているのでホールの管理体制によってはこちらも可能。
確かLINEの機能にカメラロールの画像からQRコードが読み込める機能があった気がします。
便利なものが普及するにつれて悪行を働く者が増えるという悲しい現実ですね。
お店側の不正対策
不正に対して、当然お店側も黙っちゃいません!
QRコードを男性の平均身長よりも少し高めに設定し、不審な行動をとってる者がいないか確認しやすくしたり、防犯カメラが設置されたところにQRコードを掲示したり、人数のカウントを行ったり、ホールによって対策はまちまち。
イベント日など多くの来店が見込まれる場合、すべて人為的に確認するのは至難の業ですし、複数の端末を所持していれば店側の体制によっては不正し放題というのもまた事実。
これらはモバイル抽選の大きな課題として、ホールはもとよりシステムの開発会社に早急に対策を講じてほしいですね。
繰り返しにはなりますが、不正が発覚すると出入り禁止や周りの方の迷惑になりますので絶対にやらないようにしましょう。
今後、システム上の欠点は改善され、QRコードを読み取るごとに重複しないURLが発行されたり、立体的なQRコードを読み取ることで二次利用が不可能になったり、いい方向へ事が発展することをいちパチスロファンとして願っています。
以上、モバイル抽選の不正についてでした!
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