本日はパチンコ依存問題相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」にパチスロをやめたいと相談した時のお話しをさせていただきます。
あくまで私個人の体験談であり、団体の対応や意思を断定するものではありません。
少しでもパチンコ、スロットなどのギャンブルで悩まれている方に向け相談内容を一部ご紹介させていただきます。
目次
パチスロをやめたいと思ったこと、ありませんか?
みなさんはパチンコやスロットなどのギャンブルを「やめたい」と思ったことはないでしょうか?
私はあります。
最近こそ稼働がコントロールできるようになりましたが、数年前は相当なギャンブラーでした。
ギャンブラーというか、お金の使い方が少々異常だった、と言うべきでしょうか。
数年前は仕事を休んで朝一からパチスロ店に足を運んだり、使ってはいけないお金を使ってしまったり、せっかく買ったブランド品などを売ってまで軍資金を作っていた頃もありました。
そんな時、自覚症状はあったものの中々上記のような行動から抜け出せないという危機感が積りこのリカバリーサポートに電話したです。
リカバリーサポートについて
パチスロ店などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ホールのお手洗いに掲示されていることが多いように感じます。
この団体はパチンコ・パチスロ産業21世紀会の支援、会費、寄付から成り立っている非営利団体です。
ギャンブルで大量の借金を作ってしまう方、人生を棒に振ってしまう方も少なくありません。
また、生活保護者がパチスロ店に出入りしていると数年前に話題となったのも記憶に新しいですね。
このようにギャンブルへののめり込みは日本では大きな社会問題になっています。
こういった背景から出玉規制や旧基準機の保有率規制などが行われていくのも理解できます。
ギャンブルというくくりでいうと幅広く話も膨らんでしまうため、今回はパチンコ、スロットに関してお話しを続けさせていただきます。
自身の行動を振り返ってみて、下記に複数当てはまる方は今後注意が必要かも知れません。
もとより、パチスロをやめたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
パチスロ依存症チェック項目
- 嘘をついてパチスロに行った
- 使ってはいけないお金を使った
- パチスロに行くためにお金を借りた
- パチスロが原因で大切な人とケンカになった
- パチスロが原因で誰かに迷惑をかけた
- 負けを取り返そうとして、途中でやめられない
- 自分は負けてもいいと開き直っている
- 過去にパチスロをやめようとしたが、結局やめられなかった
上記4つ以上に心当たりがある方は今後の遊び方には注意したほうがいいかも知れません。
相談内容
ここからは私が実際に相談した内容についてお話ししていきます。
これまでこういったサポート窓口に相談したことはなかったので、どういったことから話せばいいのか分からなかったのが正直なところです。
私は開口一番にこの事を打ち明けました。
はじめに
はじめての電話ということで、最初は相談員の方からいくつかご質問をいただきました。
ハマっているギャンブルは何か、パチスロを打ちにいく頻度や投資額、打ちに行く目的、現在の生活状況など。
こういった質問の流れから、どうして電話してきたのか、相談したいと思ったきっかけは何かなど、こちらが答えやすいように誘導してくれました。
このままではまずい
私が相談員の方にお伝えしたのは、このままではまずいということでした。
なぜなら、冒頭でお話ししたように私は会社を休んでパチスロ店に足を運んだり、使ってはいけないお金を軍資金にしていたり今後に不安を抱えていたからです。
「自分ではわかっている、でも、やめられない。」
これが私の最大の悩み、そして今後の大きな不安材料でした。
パチスロをやめるための手引き
パチスロをやめるための方法というと少しニュアンスが異なりますので、ここでは手引きと呼ばせていただきます。
相談員の方はこんな私にいくつかの手引きを提案してくれました。
- 他に趣味を見つけてはどうか
- ホールに近づかないようにする
- 生活費のお支払いは引き落としにする
- 現金を持ち歩かない
このような提案をいただきました。
確かにおっしゃっていることはわかりますし、それなりに自分でもあがいていたということもありこの手のことはすでに頭にありました。
それでも現状が打開できないと再び相談しました。
パチスロをやめるには根気が大切
その相談員の方は、こうおっしゃいました。
ご自身でわかっていらっしゃるのですから、あとは日頃よりパチスロから意識を遠ざけるようにしていくことが大切です。また行きたくなったらいつでもお話しをお伺いしますよ!
と優しく答えてくださり、あとは自分との戦いという現実を改めて教えてくれました。
かれこれ40分くらい相談させていただき、少し気持ちが楽になったのを覚えています。
相談して思ったこと
はっきりいいます。
相談して何か劇的に状況が変わったということはありませんでした。
しかし、第三者の立場、そして多くの相談を受けている経験から的確なことを伝えてくれます。
おっしゃることは正しく、納得のいくものばかりでした。
何より大切だと感じたことは、こういった相談ができる環境が身近な存在としてあることです。
リカバリーサポートに相談する前の自分は、家族や友人にも相談できずにいました。
しかし、思い切って相談したことで断片的ではありますが、精神的にも余裕ができてパチスロに対しての向き合い方が少し変わったように思えます。
自分の置かれている状況が客観的に考えられるようになりました。
いまでこそ開き直ってパチスロブログを日々更新していますが、お金の使い方が当時とはだいぶ変わってきたと実感しています。
まとめ
良くあるフレーズかも知れませんが、一人で悩まずに誰かに相談することが大切だと思います。
あたなの周りには物事を冷静に指摘してくれる人、時に叱ってくれる人はいるでしょうか。相談員の方は相談者を叱ったり罵倒することはありませんが、正しいことを的確に伝えてくれます。
こういった良き理解者が周りにいる人はいいかも知れませんが、そうでない方は一度悩める現状を相談してみるのも打開策のひとつかも知れません。
リカバリーサポート・ネットワークでは対面での相談も受け付けています。
平日は22:00まで電話相談も行えますので、パチスロの遊び方で不安や危機感を抱え一人で悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
私のお金の使い方が多少変わったように、現状を打開する何かのきっかけになるかも知れません!
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